仕事を知るサポート部門
豊國工業には、営業部や技術部、製造部など、モノづくりに直接かかわる部門を支えるいくつかのチームがあります。「ヒト」や「カネ」、「情報」などの経営資源を適切に管理・運用して利益アップにつなげることが役割です。
直接部門がいくら売上を上げようとしても、予期せぬトラブルで製造ラインが止まったり、社員の採用が滞ったり、資金調達が困難になったり、コスト削減出来る方法に気付けなかったり、そんな事態が続くと経営は安定しません。プロのスポーツ選手にトレーナーがついているように、豊國工業が最大のパフォーマンスを発揮できるよう地道な努力を重ねているのがサポート部門です。
生産技術課
工場の救急救命士、医師として、ラインの安定駆動と職場の安全を支える
設備の保全を通じて製造ラインの安定稼働を支え、そこに関わる社員の安全を守ることが生産技術課の仕事です。
設備保全の仕事は大きく分けて3つ。1つは、機械設備などの消耗を想定し、計画をもとに点検や修理を行う予防的な保全です。1つは、不具合の兆候を把握して対処する、いわば予知的な保全。しかし予防や予知に努めても、突発的に機械が動かなくなることや、誤操作で故障することは少なくありません。すぐさま現場に駆けつけて故障の原因を特定し、復旧に向けた修理を行う保全です。再発を防ぐための原因排除や担当者に合わせた操作性の改善なども大切な仕事です。新たな設備の導入時などは、機器メーカーによる設置に立ち会い、試運転をして製造部に引き渡しています。機械の停止中にしかできない仕事も多く、休日出勤は欠かせませんが、課員で協力し代休の調整を行っています。
興味があれば機械工学の知識がなくても仕事を通じて学ぶことができる環境です。会社の信頼や収益の根幹となる工場の安定稼働と安全を一緒に支えましょう。
資材課
世情と相場を見据え材料調達を行う、大胆にして繊細な業務
鋼材をはじめ、豊國工業が製造している製品に必要な資材の調達、いわゆる「仕入れ」を担っています。必要なものを、必要なときに、必要な量だけ。さらに高品質なものを安定的かつ極力安く仕入れることが重要。買い方ひとつで生産効率や品質、価格に影響を与え、巨額のコストも削減できる仕事です。
古くから取引のある数十社の仕入れ先と、面談や電話連絡などを重ねながら、日常の定型的な発注をはじめ、価格や納期の交渉業務を行っています。また、鋼材などは先物買いとなるため、買うか、見送るか、相場を見据えた目利きも欠かせません。頭が痛いのは、調達しにくい時期が周期的に訪れること。短納期に対応する場合も同様です。通常なら絶対不可能という事案でも、立ち向かえば活路は拓けます。なんとか調達して製造へ回し、予定通り納品。やった!と思える瞬間です。
資材課は、工場のみんなが汗水たらして稼いだお金を大切に使う部署です。だからこそ1円たりとも無駄にすることはできません。繊細にして大胆。数字をコントロールしたい人、駆け引きの好きな人はぜひご一緒に。
総務部
社員の働きやすさと会社の安定経営を支えるマルチプレーヤー
会社の運営をスムーズにすることや、社員が気持ち良く働けるように環境を整備することが総務部の役割です。総務課では主に人事や採用を担当し、経理課は経営に直結する資金繰りから給与計算まで、数字に関する多様な業務を受け持っています。このほか、備品管理や福利厚生の整備、社内イベント企画、各種書類の作成や管理など、業務は多岐にわたります。
日々の業務を通じて現場の社員や経営陣とかかわる機会も多く、会社全体の業務に携わりながらスキルアップしていけることもやりがいの1つといえそうです。直接利益を生み出さない仕事ですが、多くの社員をサポートする部署として、「人の役に立つ」喜びを味わうことができます。
総務課 採用を通じて会社の活力を高める仕事
総務課の主な業務は採用です。年度ごとの新卒採用から募集随時の中途採用まで、会社や各部門の意向をもとに求人活動を進めています。現在は、多様化する受注内容や取扱品番の増加に対応すべく多くの人材を必要としています。よりよい条件で入社いただけるよう、待遇の調整や改善を検討しながら、会社の魅力を伝えていくことも仕事の1つです。
少子高齢化が加速する昨今、労働力を確保するためには外国人実習生の受け入れも欠かせません。本社工場に併設された寮での生活を支援しながら、より効率的な技能実習ができるようにサポートしています。4月の入社式をはじめ、お盆の供養行事、工場祭、また社員旅行など、社内行事の運営もチームワークを高めるための大切な業務です。
新卒、中途採用にかかわらず「入ってよかった」と言ってもらえることが最大のねぎらい。⾧く勤めてもらえるような環境づくりを通じ、会社の活力を高めたいと考えています。
経理課 企業活動の資金を管理し、経営を支える
経理課の仕事は「企業活動に伴うお金の動きを管理する」ことです。仕入れや売上に関わる支払・入金管理や伝票仕訳作業、現金や預貯金・会社資産の管理、給与や社会保険原資の管理、貸借対照表や損益計算書の作成、税金計算などを行っています。
重要な仕事の1つが資金繰りです。収入と支出を見据え、計画的にコントロールしながら、不足する場合は融資を得るべく銀行と折衝することも必要。経営に直結した仕事であることもやりがいにつながっています。
経理課は全くのバックオフィス(裏方)ですが、日々の銀行との取引を通じ、当社のPRや独自の「寄贈型商品開発」の機会づくりも行っています。新型コロナ第一波の感染拡大時に、取引先銀行へ飛沫防止のための窓口用パーテションを寄贈したこともその1つ。資金の脈流を次代につなぎ、根を太くして会社という幹を支えることが誇るべき使命です。